新人の教育。普段の業務に加えて、やることが増えるので大変ですよね。
ただ、新人の教育をしっかりやれば、即戦力となり自分の仕事は楽になる。
現在、ITコンサルタントとして新人1名をOJTという形で教育を行っています。
ITもコンサルタントも人が命。人に投資しないといけない業界でもあるにも関わらず、目先の忙しさにかまけてサボる人が多い印象です。
実際、私が新人の頃は誰も教育をしてくれることはなかった。今、思うと無駄な時間を過ごしなと感じています。
▪️「教」と「育」を分ける
結構、これができていない人が多いです。
「教」:伝達すること。
「育」:知識やスキルを身につけてもらうこと。
よくあるのが、「まず、自分で考えてやってみてから聞きに来て」という発言。
これは新人にとってはきついです。まず、どこまで一般的な知識やスキルで、どこからが特有の文化やルールなのかが線引きできません。
例えば、メールの書き方を例にとると以下のようになります。
「教」:件名や署名はルールを教える
「育」:相手二伝わる文章になるように教える
「教」の方は、いくら唸って考えても正解には辿りつけませんし、辿りつけたとしても時間の無駄です。むしろ、教えないで間違って取り返しのつかないこともあります。そこに時間を食うぐらいなら、ルールは教えて、文章力などをあげた方が絶対よい。
せめて、なぜこういうルールになったのかを考えさせるぐらいです。
メールだとわかりやすいですが、もっと複雑な仕事になると中々できません。